★三国志妄想伝★
★徐庶&五右ェ門1(1本)★


  再会
唐突だが、徐庶と五右ェ門はすでに面識があると良いなぁと思いました(何)
徐庶が劉備に仕える前、放浪生活をしていた頃に、フラリとこの国にやってきた五右ェ門と出会い意気投合
そしてルパンに仕事があるからと呼ばれ、再びこの国にやってきた五右ェ門
だがすでにルパンは夏侯惇に返り討ちにされ生死も分からず行方知れずに
ルパンの行方を探し、為す術もなく、さ迷い歩くうちに徐庶と再会を果たす

徐庶「もし、そこを行かれるは石川五右ェ門殿とお見受け致す」
五右ェ門「誰だ!!」
徐庶「お懐かしゅうございます。徐庶でございます」
五右ェ門「徐庶…?」
徐庶「これは失礼を…確かその節は単福と名乗っていた者にございます」
五右ェ門「単福…まさか随分と昔に、束の間、この国を共に旅した単福か?」
徐庶「覚えていて下さり光栄です」
五右ェ門「なんと!お主があの単福か!!元気そうで何よりだ」
徐庶「五右ェ門殿もお変わりなく。その節は大変お世話になりました」
五右ェ門「まだこの国にいたのか」
徐庶「はい、放浪の旅の末にようやく仕えるべき主君を見付けましてございます」
五右ェ門「主君とは?」
徐庶「劉備玄徳殿にございます」
五右ェ門「劉備…」
徐庶「ご存知ですかな?」
五右ェ門「いや、詳しくは…だがこの国に来て間もないが、噂はよく聞く。町人は皆、劉備は仁君だと口を揃えている」
徐庶「その通りにございます。劉備殿はこの国を正すために戦っておられるお方、まことの仁君にあらせられる」
五右ェ門「戦か…昔はもっと豊かで穏やかな国だったが、随分と様変わりしたようだな」
徐庶「朝廷を支配しようとする逆賊がおります。そのため各地で争いが絶えません。この辺りも治安が悪く、一人旅は危険でございます。五右ェ門殿、どうか我が屋敷にお出で下され」
五右ェ門「うむ、お心づかい感謝致す。しかし今は人を探しておる」
徐庶「どなた様を?」
五右ェ門「……最近、この辺りに手負いの男が逃げて来なかったか?刀傷や矢傷を負った男だ」
徐庶「はて、そのような男とどのようなご関係にございますか」
五右ェ門「とにかくその男を追っている。見た者があれば教えて欲しい」
徐庶「盗っ人を庇い立てすればこちらの首も危うくなります」
五右ェ門「…!?ルパンを知っているのか!?」
徐庶「まずは劉皇叔にお会い下され、五右ェ門殿。話はそれから」

以下、次回!?