★三国志妄想伝★
★劉備&五右ェ門2(5本)★
  「劉五」のキーワード
胸が張り裂けそうな切なさと悲しみを抱えたまま、
ほのぼのとしていればいいと願わずにはいられない「劉→五」
この二人のネタを考えれば考える程に、号泣しそうになります(何故)






  「劉五」のテーマ
「師匠や組織に裏切られ続けた五右ェ門が、例えば劉備のような絶対に裏切らない『主君』と出会ったらどうなるのか」

お約束のように女には騙されて散々な目に遭ったり
原作での五右ェ門の師匠は裏切らなかったが、アニメでは自分の虚栄心なために思いっきり裏切って五右ェ門とルパンを闘わせ暗殺しようとしたり
斬鉄剣を作る秘伝書をルパン2世から盗んだことを聞かされ愛想を尽かしたり
原作で五右ェ門が属していた組織のお偉方に、ルパンに勝つための方法をゴチャゴチャ言われてうんざりしたり

何かと上司に恵まれない五右ェ門ちゃん
ルパンは「上司」ではなく「仲間」なので対等だが、
五右ェ門が「絶対的な主従関係」にあったらどうなるのか

ちなみに何故「曹操」ではなく「劉備」なのかと言えば、
曹操が得意とする謀略や暗殺なんかを五右ェ門が毛嫌いしそうだからです
尊敬はしてるし、偉大さも理解してるが生理的に受け付けない感じ
「わしの部下になれ」と命令されれば「お断り致す」とキッパリ答えそう(笑)

他人に物事を強要されるのが嫌いな五右ェ門ちゃん
他人を陥れる謀略が苦手で曲がったことが嫌いな、君主というより武人気質な劉備様とは馬が合いそう
劉備様なら「そなたのような武勇に優れた御仁がいれば心強いのう」と、柔らかなカーブでストライクゾーンを狙ってきます(笑)

「相棒」や「仲間」ではなく、「主君」と「主従」
「ルパン」と「劉備」を比べてどうこう言う話ではなく(比べるだけ無意味)
五右ェ門が苦境にある「劉備」という人物に関心を示すかどうかの問題
確実に五右ェ門は「三国志」を読んで号泣するタイプだと思う






  字は玄徳
ルパン「お〜い、五右ェ門…お前ホンットにあんな奴のために働く気か?」
五右ェ門「無論」
ルパン「あんな嘘臭い奴の部下になってどうすんだよ。天下の大泥棒・石川五右ェ門の末裔が、今更まっとうな道を歩もうってか?」
五右ェ門「…お主にゴチャゴチャと言われる筋合いはない!!そもそも九死に一生を救われたのは、お主ではないか!!助けられた恩を返そうと言う気はないのか!?」
ルパン「うっ…!!いや、そいつぁ、そのぉ〜……」
五右ェ門「いくら泥棒といえども、恩義を忘れたら犬より劣るぞ!!」
ルパン「……へぇ、言ってくれんじゃないの。そんじゃ仲間を裏切って、御主君に仕えるのが人の道だってのか!?」
五右ェ門「なっ…!!拙者がいつ裏切ったと申すのだ!!」
ルパン「お宝そっちのけで自分の仕事ほっぽり出して、あの偽善者とベタベタしやがって!!情けないったらありゃしねぇ!!」
五右ェ門「偽善とは無礼な!!玄徳殿を侮辱すれば斬る!!!」
ルパン「げっ…げんと…く…!?」
五右ェ門「……?」
ルパン「五右ェ門の……五右ェ門の浮気者ぉぉぉおお――!!!」←走り去る
五右ェ門「えぇええっ!!?何が!!?」 Σ( ̄□ ̄;)


問・さて、ルパンは一体何が1番ショックだったのでしょう?
1、お宝を盗み出す計画上、必要とされる五右ェ門が抜けたこと
2、五右ェ門が劉備に心服してしまっていること
3、五右ェ門と劉備がいつの間にか字(あざな)で呼ぶ仲になっていたこと

※アバウト解説※
「字(あざな)」→ニックネームみたいなもの
劉備の字は「玄徳」
曹操の字は「孟徳」


ちなみにルパンは「裏切り者ぉ!!」と言おうとして、うっかり「浮気者ぉ!!」と言ってしまったらしい(天然)
基本的にルパンは仲間が敵チームについたとしても気にしないが(むしろ仲間との勝負を楽しむが)
劉備につくのだけは気に入らないらしい(笑)
ルパンはとことん劉備と馬が合わないと良い(ムシロ売りvs大泥棒)

余談ですが、五右ェ門は劉備に「玄徳と呼んでくれ」と言われたので字で呼んでいるだけです
まだ同衾はしてません(本当に余談だな!)






  髀肉の嘆
劉備「いまだ世は乱れ、民が苦しんでいるというのに…私には力もなく、戦をすることも出来ぬ…まったく情けないことだ…」
五右ェ門「事を成すには天の時と言うものがござる。焦りは禁物でござる」
劉備「しかし今は馬に乗り戦に出ることもなくなり、私の身体もすっかり鈍ってしまった」
五右ェ門「玄徳殿…」
劉備「私の内股にもすっかり肉が付き…ほれ、このような有様に…」
五右ェ門「み、みみ見せなくて結構でござる!!!(焦)」 Σ( ̄□ ̄;)

着物の裾から劉備様の内股チラリズム★(反則技)
肉が付いたと言いつつ、きっちり鍛えてそうだがな
劉備さんは「ド天然アットホームほのぼの攻め」なのだと気付く
ルパンの内股は自分から見に行ったのに(刃物片手に)
見せられる側に回るとアタフタする五右ェ門ちゃんでした(笑)

この二人の組み合わせは、考えれば考える程に切なくなってくるので、いっそギャグにしてしまおうと頑張ってみた
だがどっちみち仲が良ければ良いだけ、切なくなってくるんですが…
どうしようもないってことは分かっている…!!(三国志で何があった)






  三顧の礼
(一日目)
五右ェ門「これは玄徳殿、こんな夜更けにどうなされました?」
劉備「五右ェ門殿、今宵は共に寝よう(笑顔)」
五右ェ門「……は?」
劉備「独り寝は寂しくてな。人肌が恋しいのだ」
五右ェ門「えっ…!?それは…あの…げ、玄徳殿!!?(汗)」
劉備「良いであろう?(にっこりv)」
五右ェ門「い、いえ!!その…今日はちょっと…(滝汗)」
劉備「そうか、ならば良い。また来よう」
五右ェ門「あの…!!『また』!!?」


(二日目)
劉備「今宵は良い月夜だな」
五右ェ門「そ、そうですが…」
劉備「今日は邪魔しても良いかのう?」
五右ェ門「いえ…ですから…(汗)」
劉備「無理なら良い。断ってくれて構わぬ」
五右ェ門「はっ、申し訳ござらん…」
劉備「しかし五右ェ門殿はそういう事には疎いと思っておったが(笑)」
五右ェ門「は?」
劉備「また女子(おなご)でも来ておるのか?」
五右ェ門「お……なっ…!!?(汗)」
劉備「二人の邪魔をする訳にはいかぬな。私は退散することにしよう(笑顔)」
五右ェ門「お待ち下され、玄徳殿!!違います!!そっ、そういう事ではなく…!!(焦)」
劉備「照れずとも良い。良い人がいるなら後日紹介してくれ。楽しみにしておる」
五右ェ門「だから違います!!!(汗)」


(三日目)
劉備「こうしてそなたの元に通うのも三日目になるのう」
五右ェ門「ま、またいらっしゃっのですか…?」
劉備「今日は良い人は来ておるのか?」
五右ェ門「で、ですから!!そういう人はおりませぬ!!(汗)」
劉備「では今日は良いのだな?(笑顔)」
五右ェ門「はっ…!!?」
劉備「そなたと語り合いたいことが山ほどある。今宵は寝かさぬぞ」
五右ェ門(えぇ――!!?) Σ( ̄□ ̄;)


(後日)
徐庶「某は五右ェ門殿が羨ましい」
五右ェ門「と、言いますと…?」
徐庶「劉備殿が三日通って、ようやく共に寝ることが出来たと喜んでおられた。劉備殿にそこまで思われているとは羨ましい限りです(笑)」
五右ェ門「………」 ( ̄△ ̄;)


劉備も五右ェ門もただ雑談をしただけで何もしてません(何)
ちなみに一日目、二日目と五右ェ門にフラれた劉備は徐庶のところに転がり込んで、
「五右ェ門殿が共に寝てくれないのは何故であろう」「私は嫌われているのだろうか」と寝ていた軍師に泣き付きました
巻き込まれた徐庶が良い迷惑(笑)