★次元&ルパン3(8本)★
次元は情報収集担当
【劉備軍】
関平(兵士の調練担当)
五右ェ門(主戦力・劉備の護衛担当)
ルパン(内政・軍事・外交担当)
次元(情報収集担当)
次元「…ってな具合だ。やはり北を攻めるつもりらしい」
ルパン「やれやれ、丞相は相変わらず戦好きだねぇ…部下は大変だろうに…そんで?東のほうは?」
次元「東呉は動く気配がねぇな」
ルパン「残念!呉に動いてもらえっと有り難いんだげっども…まぁ仕方ねぇな」
次元「どうする気だ?」
ルパン「どうもしないさ」
次元「…チャンスを逃すのか?」
ルパン「チャンスと見せ掛けた罠だよ。それより今は軍を強化する必要がある。先の戦で人心もまだ落ち着いてないしな」
次元「人心ねぇ…」
ルパン「今後は北の動きを中心に調べてくれ。曹操が次に何を企んでいるかも含めてな」
次元「やれやれ、人遣いが荒いな」
ルパン「頼むぜ。曹操の動きに注意しねぇと、またいつ攻め込まれか分からねぇ」
次元「へいへい」
ルパン「おっと!忘れてた!!蜀のことも調べておいてくれ」
次元「蜀?」
ルパン「地形や軍事力、その他…蜀に関することなら何でもいい。とにかく情報が欲しい」
次元「蜀を攻めるのか?」
ルパン「時が来ればな。攻めるには劉備を説得しなきゃならねぇし」
次元「面倒だな。何でもご主君の指示がなきゃ動けねぇとはな」
ルパン「いいからお前は情報を集めてくれ」
次元「そりゃいいが…しかし、今から行けってのか?」
ルパン「ん?あぁ、もう夜中か。ほんじゃ休んでからでいいぜ。だがお前の部下は先に行かせろ」
次元「お前は寝ないのか?」
ルパン「明日までに内政に関する書簡をまとめなきゃならねぇんだ。先に寝てていいぜ」
次元「そりゃまた随分と仕事熱心ですこと…」
仕事熱心なのは五右ェ門だけじゃなかったという話
共寝が出来ないと嘆いているのは次元のほうだ
だが次元の仕事が一番最重要
情報一つで軍が破滅することもあるので、情報収集は次元に一任してます
そういや曹操様はルパンを間者として使おうとしていたが、
次元を間者として使うほうが有効だな
ちなみに「次元の部下」というのは情報収集のために使っている間者数十人のこと(百人近い)
だいたい各地に散らばって単独で情報収集をしているので、次元の部下と言っても名目だけですが
もちろん得た情報は直接ルパンの元に来たりもするので「軍師の部下」と言うべきか?
犬馬の労
劉備の元で軍師として働くルパンと、間諜として働く次元
次元「…といったところだな、呉の情勢は」
ルパン「成る程ねぇ…そうなると北の動きが気になるな」
次元「北ぁ…?」 ( ̄△ ̄;)
ルパン「悪いが、次は河北のことを調べてくれ。北の民族は曹操に反感を持ってるから、都に隙があればすぐにでも攻め込んで――」
次元「いい加減にしろ!!!」
ルパン「へ?」
次元「まったく!次から次へと仕事を押し付けやがって…!!たまには休ませろ!!(怒)」
ルパン「や、休ませろったって…(汗)」
次元「こっちは連日、大陸を横断してんだ!!昼も夜も情報集めでクタクタなんだぞ!?」
ルパン「あ〜…まぁ、それもそうだな。ほんじゃ休むか?」
次元「い、いいのか…!?じゃあ、今夜は…!!」 ←何かを期待
ルパン「代わりに俺が偵察してくるから、留守番宜しくv」
次元「そうじゃなくて!!」 Σ( ̄□ ̄;)
ルパンと一緒にいられなきゃ意味がねぇんだよ!!(心の叫び)
ちなみに連日仕事漬けなのは次元だけじゃなくルパンも同じです
もちろん五右ェ門も軍の訓練に立ち会ってますよ
次元「ま、待て!!お前が行くなら、俺も行くぜ!!」
ルパン「は?やっぱり行ってくれんの?休まなくていいんだったら先に言えよな」
次元「だから休むと言うか、俺はお前と…(汗)」
ルパン「ほんじゃ偵察は任せた」
次元「は!?いや、『任せた』って…!!?」
ルパン「あぁ、言い忘れたが、北のことを調べたら、帰りに都に立ち寄って…」
次元「いや、お前は来ないのか!!?」
ルパン「うん、だってお前が行ってくれんだろ?」
次元「……へいへい…行けばいいんだろ、行けば…」 ( ̄△ ̄;)
頑張れ、次元!!としか言えない!!(泣)
軍師のクリスマス (次ル)
次元「おい、ルパン…まだ仕事してんのか?今日はクリスマスだぜ?」
ルパン「何!?クリスマス!?もうそんな時期か!?」
次元「あぁ、だから今夜くらい…」
ルパン「しまったぁ…!!今年中に兵士をあと一万人増やして、城壁の改築と街道の整備をする予定だったのに…!!」
次元「は…?」
ルパン「仕方ねぇ!とにかく城壁の改築だけでもやらねぇと…!!」
次元「おい、ルパン…?(汗)」
ルパン「次元!ヒマだったら、この城の見取り図を貰って来てくれ!明日までに計画書をまとめて、すぐに工事を…」
次元「…今夜も徹夜か…?」
ルパン「それから孫乾に来年やる街道の整備の見積もりを頼むから、ここに連れて来てくれ!」
次元「へいへい…」 ( ̄△ ̄;)
そして軍師は孫乾とクリスマスを過ごすことに(笑)
孫乾→劉備軍の外交担当者
士元のクリスマス (平五)
士元→劉備軍での次元の偽名、ルパンのように自力で声色を変えられないので劉備の前では無言
次元「はぁ…」
関平「士元殿、どうしました?落ち込んでおられるご様子ですが…」
次元「いや、たいしたことじゃねぇんだが…クリスマスだってのにアテが外れてな…」
関平「くりす…ます?」
次元「あぁ、外国じゃ今日は『クリスマス』っつって特別な日なんだ」
関平「お正月みたいなものですか?」
次元「そんなんじゃなくて、つまり…自分の大事な奴と一緒に夜を過ごす日だ」
関平「へぇ…」
次元「まぁ、こんな話したって、お前にはまだ関係ねぇだろうがな…」
関平「では拙者は兄上(五右ェ門)と一緒に過ごしたいと思います!!」
次元「は…!?」 Σ( ̄□ ̄;)
次元にとって「大事」→恋人
関平にとって「大事」→兄弟(関羽の影響)
でも外国だとクリスマスって恋人よりも家族で過ごす日だったりするよな(禁句)
関平のクリスマス (平五)
劉備「軍師殿、五右ェ門殿、士元殿、こんな遅くまでご苦労だな。酒を用意したので一息入れてくれ」
五右ェ門「これはかたじけない」
ルパン「お心づかい感謝致します」
次元「………」 ←劉備の前では喋れない
関平「兄上!!」
五右ェ門「関平、拙者を兄と呼ぶのは止めろと…」
関平「兄上!今宵は共に寝ましょう!!」
五右ェ門「!?」 ←酒を噴き出す
劉備「だっ…大丈夫か、五右ェ門殿!!(汗)」
五右ェ門「なっ…!何を…関平!!?(焦)」
関平「今日は『くりすます』と言って、大事な人と夜を共に過ごす日だと聞きました!ですから是非、兄上と!!」
五右ェ門「ま、待て…!その話は誰から聞いた…?」
関平「士元殿です!」
次元「……(汗)」
五右ェ門「そうでござるか、士元殿が…(怒)」 ←余計なことを教えるな!!的な顔
次元「……(焦)」 ←仕方ねぇだろ!?的な顔
ルパン「……(笑)」 ←なんか面白い展開になってきたぞv的な顔
劉備「はて?今日は何かの節句であったか?」
ルパン「いえ、外国では今日はクリスマス…正解にはクリスマスイブと言って、大事な人と一夜を共にする日なのです。ですよね、士元殿?(笑顔)」
次元「……(汗)」
劉備「ほぅ、外国にはそういう行事があるのか」
関平「拙者にとって大事な人は兄上です!!」
五右ェ門「ま、待て!関平!拙者はまだおぬしの兄になった訳ではないぞ!!それに夜は玄徳殿の護衛をせねばならぬし…!(何故か焦る)」
劉備「そこまで私に気を使わずとも良い。関平の頼みを聞いてやってくれぬか?……私も義弟がいれば、共に過ごしたであろう…」
五右ェ門「玄徳殿…」
関平「では宜しいですか、兄上!?」
五右ェ門「だから兄上はやめろ…(汗)」
劉備のクリスマス (ル劉)
ルパン「しかしそれでは劉備殿の寝所が無用心です。誰か代わりに護衛を…」
劉備「では軍師殿が代わりに共に寝てくれるか?」
次元「!?」
ルパン「いえ、私はまだ仕事がありますので…」
次元「………」 ←ホッと一安心
ルパン「しかし劉備殿の頼みとあらば断れませんね…寝所での護衛もまた、大切な仕事でしょう。私にお任せ下さいv(笑顔)」
次元「!!?」 Σ( ̄□ ̄;)
さっきまで完全仕事モードだったのに、ちょっとでも面白い展開になったらこの様です
次元が報われません(笑)
ルパン「劉備殿はクリスマスを共に過ごす意味を、ご存知ですか?」
劉備「いや?何か意味があるのか?」
ルパン「ご存知でないのでしたら、今宵ゆっくりと教えて差し上げましょうv(笑顔)」
五右ェ門「玄徳殿!!やはり拙者が護衛を…!!(焦)」
次元「……!!」 ←突っ込みたくても突っ込めない
五右ェ門のクリスマス (ル劉)
劉備と関平を除いて緊急の話し合い
五右ェ門「どういうつもりだ、ルパン!!護衛なら他の者にやらせれば良いだろう!?」
ルパン「だが皇叔様のご指名だぜ?断れないでしょ?」
次元「大体お前、仕事で忙しいんじゃなかったのか!?」
ルパン「あぁ、あれなら他の奴に任せたから今日の分は終わりv(笑)」
次元「だったら劉備じゃなく俺と…!!」
五右ェ門「おぬしを護衛にするなど危険過ぎる!!やはり護衛は拙者が致す!!」
次元(って、邪魔された!!) Σ( ̄□ ̄;)ガビーン
ルパン「やぁ〜ねぇ〜、五右ェ門ちゃんってば俺の銃の腕前忘れちゃった?たとえ暗殺者が来ようと、ワルサーでズドンよvボディガードとしても一流だぜ!」
五右ェ門「拙者が心配なのはおぬしのことだ!!その中途半端な変装がバレたらどうする気だ!?それに…!おぬしが本当に玄徳殿を守るとは思えぬ…!!」
ルパン「心配すんなよ!いくら俺が皇叔様を心底気に入らないからって、天下の仁君を無理やりピ――してピ――をピ――――とか、ピ――を使ってピ――したり、ピ―――(しばらくお待ち下さい)――してやろうかと思ってたとしても、実行はしないから安心しなって!!(すごく笑顔)」
兵士「五右ェ門様ご乱心!!城内で剣を振り回し、城壁が大破致しました!!(焦)」
劉備「何!?何があった!!(汗)」 Σ( ̄□ ̄;)
クリスマスシリーズの無理やりなオチ
なんかやたらと長くなってしまった(笑)
劉備「どうしたのだ、五右ェ門殿!!一体何が…!!」
五右ェ門「…玄徳殿…!!」
劉備「おぉ、確かに城壁が崩れておる…五右ェ門殿がこれを斬られたのか…?」
五右ェ門「は、はい…実は…(汗)」
ルパン「不審者が侵入しましたので、五右ェ門殿が斬り捨てました」
劉備「軍師殿!その不審者とは、まさか曹操の刺客…!?」
ルパン「いえ、サンタですね」
劉備「は?」
ルパン「サンタクロースです。クリスマスですから(真顔)」
劉備「さんた、くろぉす…?」
次元(オチを付けるにしたって無理がある…!!) ( ̄△ ̄;)
そんで結局クリスマスは皆で夜通し城壁の修理をしていたという切ないオチ
でも関平ちゃんだけは五右ェ門と一緒に徹夜して城壁の修理が出来たので満足だったとか
軍師は城壁を改築する予定だったので、壊す手間が省けてラッキーと思ってたらしい(始めからそれが目的か?)
本当は全く違う内容のクリスマス話を考えていたはずなのに…
書けば書くほど方向を見失って、結果的にこんなネタになりました
おかしいなぁ、当初はクリスマスに民に施しをするって話だったのに…
どこで方向を見失ってしまったのか…
仕方ないので無理やりオチを付けてみました(笑)