★ルパン&劉備1(5本)★
妄想伝カップリング論 「犬猿」
犬→劉備
猿→ルパン
劉備が犬っぽいとは思わないが、猫っぽくはないので犬ってことで(何)
「犬猿」なら「劉備×ルパン」なんだろうけど
「ルパン×劉備」なら「猿×犬」?
どうしても劉備がルパンを狙う構図が思い浮かばないので(笑)
それならルパンが劉備にちょっかい出して、五右ェ門に怒られていればいいと思いまして
基本的に五ルありきの猿犬
むしろ劉備にちょっかいを出したらキレられるというか、バッサリ斬られる感じ
ハレンチな言葉を言っただけでも相当怒られそうだ(笑)
五右ェ門「ルパン…!!おぬし…玄徳殿にそのような破廉恥なことを…!!」
ルパン「そんな怒るこたぁねぇだろ?ちょこっと男女の関係について、ご教授してさしあげただけでないのv」
五右ェ門「…っ!!斬る!!!(怒)」
ルパン「わぁああっ!!?(汗)」
ルパンが劉備に一体何をご教授したのか非常に気になるところです(気にするな)
接吻などしようものなら確実に斬られますな(は?)
しかし五右ェ門並みにとは言わないが、
歴戦の武将であり武芸も出来る劉備の唇を奪えるのか疑問です
下手に手を出せば返り討ちに遭う可能性が…
って返り討ちで「犬猿」に!!?(何)
五右ェ門「げ、玄徳殿…この度は…ルパンが無礼な事を致しまして…申し訳ござらん…」
劉備「何のことだ?」
五右ェ門「ですから、その…男女の…(小声)」
劉備「?」
五右ェ門「かっ…関係が…どうのこうのという…(汗)」
劉備「奸計?」 ←違う(笑)
五右ェ門「と、とにかくルパンの申したことは…!!」
劉備「ルパンにはしばらく会っておらぬが?」
五右ェ門「ルパァアアン!!!(怒)」
ルパン「あ〜ら、五右ェ門ちゃん!いらっしゃいv(笑)」
そして華麗に騙される五右ェ門(笑)
これはこれで今までにない新境地なネタです
ちなみに五右ェ門は劉備の客将であって、まだ主従関係ではない(今のところ)
「ル劉」のテーマ
「明確に突き付けられる犯罪者としての立場」
ルパンは生粋の泥棒だ
もちろんそんなことは仲間やとっつぁんは知ってるし
だからこそとっつぁんはルパンを追っている訳だ
しかし毎回作品に出て来るゲストヒロインとかは、
ルパンが泥棒だと分かってもリアクションが薄い(代表者クラリス)
カタギの人間の前に世界レベルの犯罪者がいるというのに、泣き叫んだり警察に通報するどころか、逆に恋してしまう展開に
とっつぁんもとっつぁんで、「ルパンを殺したいほど憎んでいる」と言いつつ仲良くしている始末
ルパンは泥棒で、
世界的な犯罪者ですよ?
普通ならもっと「きゃー!!ドロボー!!」「やめて!!私に近付かないで!!」という展開になるはず
それどころか泥棒なのだから容赦なく蔑まれたとしても仕方ないはず
そしてそんな「普通のリアクション」をやってくれるのが劉備様
ルパンが泥棒だと知ってとことん毛嫌いしていればいい
「仁君」に嫌われるという珍しいパターン(笑)
嫌われたくなかったら泥棒であることを告げなければ良かったんだがな
曹操と違い劉備様は裏世界のことなど全く知りませんので、ルパンが「世界一の泥棒」であり「犯罪組織のボス」だということも知りません
知ってたら真っ先にバッサリ斬ってくれそうです
むしろバッサリ斬ってくれ!!(ルパン危うし)
知ってたら五右ェ門にそこまで執着してたかどうかも微妙
ルパンと一緒に散々悪事を働いて来た五右ェ門を仲間にするだろうか
曹操なら何のためらいもなく五右ェ門を部下にするだろうけどな(笑)
余談ですが、ルパン本人は口で言ってる程、劉備を嫌ってはいませんよ
曲がったことが大嫌いで正義感溢れる実直な方に常日頃、追い回されてますのでね(笑)
泥棒であることをゴチャゴチャ言われても受け入れるし、劉備よりもルパンのほうが大人
「不器用で面倒くせぇ奴だなぁ」とは思うが、それ以上に劉備を嫌いになる理由もないらしい
そもそも命の恩人ですから
ちなみに劉備は「ルパン」本人がどうこうではなく、「泥棒」という職業が許せないだけです
本来なら泥棒だと知った時点で処刑しても良かったはずだがな
ルパンが国際指名手配されている世界的犯罪者だと知ったらどうなるんだろ
今のところ劉備はルパンのことを「この国に盗みに来た普通の泥棒」だと思ってます(バレたらやばい!)
乱世の始まり (序章)
【三国志妄想伝・序章】 ←昔書いた序章につき、現在の「あらすじ」と違う部分があります
(※あくまで妄想伝における序章につき、実際の三国志とは微妙に内容が異なります)
「漢」の国は政治を司る朝廷内部の腐敗により、各地で反乱が絶えなかった
その中でも「黄巾党」と呼ばれる宗教集団が起こした「黄巾の乱」は、多くの人民を巻き込み、漢王室を廃そうと殺戮と強奪を繰り返していた
朝廷は黄巾党を滅ぼすために官軍を集め、応戦した
官軍を率いる司令官の中には野心に燃える曹操の姿があった
そして田舎でムシロ売りをしていた劉備も、世を正すために義弟たちと共に義勇軍として挙兵した
しかし黄巾の乱を平定した後も、世は乱れていた
その混乱の中で、漢王室の血を引く若き皇帝(献帝)を保護した曹操は、自ら政治を行い朝廷を牛耳り、一大勢力を築く
曹操は持ち前の頭脳と軍事力を生かし、自分に刃向かう各地の群雄を滅ぼしていく
劉備もまた危険視され、幾度となく曹操軍に攻め込まれ、その度に逃亡を繰り返していた
皇帝を補佐する丞相という地位につきながら、献帝を無視して自ら政治を行う曹操は、長年皇室に仕えた者たちからは逆賊と見られていた
漢王室と同じ血族である劉備は、国の実権を握る曹操を討ち、皇室の権威を取り戻すことを大義としていた
だが大軍を率いる曹操に抗う術もなく、劉備軍は各地を逃亡しながら転戦していた
そんな中で軍師・徐庶と出会い、武力一辺倒だった劉備軍は頭脳戦により曹操軍を追い払った
裏切りと仇討ち (序章の続き)
やがて拠点を得た劉備軍は、さらに勢力を拡大するべく戦い続けた
このまま順調に行けば曹操軍に対抗する勢力となっていた
しかし遠方の拠点の守備についていた劉備の義弟・関羽の死によって事態は一変する
関羽は呉軍の策略により捕らえられ、処刑された
呉の国は劉備軍と同盟を結んでいたはずだった
だが曹操が密かに呉と連絡を取り、利を説いたことで、呉は劉備を裏切ったのだ
挙兵以来、常に側にいて自分を支え続けてくれた義弟を、同盟を結んでいたはずの相手の裏切りによって殺されたことは、劉備にとっては到底許せるものではなかった
劉備はもう一人の義弟・張飛と共に呉に仇討ちの戦を仕掛けた
しかしその張飛も自軍の部下の裏切りにより命を落とす
張飛を殺した犯人は呉へと逃亡した
仇討ちが名目の戦に反対する者もいたが、愛する二人の義弟を失った悲しみと、呉への怒りから劉備は断固として進軍した
呉は次々と武将を討ち取りながら怒涛の如く迫り来る劉備軍に怯えたが、大規模な火計により劉備軍を撃退することに成功した
火計により劉備軍は壊滅し、生き残った兵士たちも散り散りとなった
燃え盛る陣内から脱出した劉備は、わずか十数騎の兵士と共に野山に逃げ延びた
やがて徐庶と合流し、無人の廃墟となっていた古城に移った
桃園の出会い (さらに続いた)
まさに惨敗である
ようやく手に入れた拠点も、大切な二人の義弟も、挙兵以来の兵士たちも全て失い、もはや軍を立て直すことは不可能だった
劉備はかつてない敗北を味わった
今まで幾度となく敗北はしてきたが、いつも義弟が側にいた
信頼している部下も多くいた
自分が成すべき大義があることも分かっていた
どれほど戦に負けても、絶望はしなかった
勝敗は兵家の常だが、絶望さえしなければ負けではないと思っていた
しかし今は愛する義弟はいない
生き残った部下もわずかだ
曹操に対抗する力を失えば、大義など成せる訳がない
劉備は絶望した
もはや自分に出来ることは何もないと痛感した
愛用していた剣を取ると、この世の見納めにと、桃園に赴いた
桃園はあの日と同じように、咲き誇っていた
関羽や張飛と義兄弟の契りを結んだのも、満開の桃園でのことだった
ここなら義弟たちが自分を待っていてくれると思ったのだ
舞うように桃の花が散っている
そして、その桃園で
劉備はルパンと出会う
あの日と同じ甘い桃の花の香りと
嗅ぎ慣れた血の匂いのたちこめる桃園で