★三国志妄想伝★
★ルパン&曹操2★
  どれほど血に濡れても (※要注意なル曹)
前に書いたル曹ネタ「両雄の戯れ」の続きのような気がする
二人が口付け勝負してます







ルパンが身体を寄せる
すでに二人の顔からは笑みが消え、感情を消し去ったような顔をしている
先程、垣間見せた鋭い光も今は見えない
ルパンが手を伸ばして曹操の顎を捕らえると、どちらかともなく顔を寄せた

曹操の唇を間近で見たルパンは、その形の良さに見惚れた
指揮官として、また武人として幾多の戦場に身を置いている曹操だが、肌の色は白い

どれほど血に濡れても、血に染まらなければ美しい
その白面に朱を引いたような紅い唇がある


触れ合った唇が感じたのは陽炎のような曖昧さではなく、妙に冷えた感触だった
曹操の薄い唇を舐めると僅かに甘い
舌を差し入れると先程よりも濃く、酒の甘い味がした





またしても危なくなりそうなので、この辺りで終了!!