★三国志妄想伝★
★ルパン&曹操3(5本)★
  戦術
ルパン「やれやれ、相変わらず殺風景な部屋だな。せめてもっと雰囲気ってもんを…」
曹操「雰囲気だと?」
ルパン「やっぱりこういうのは雰囲気作りが大事だろ?もっとムードを盛り上げて、じっくりゆっくり楽しみながら…」
曹操「戯れ事を。わしは焦らされるのは嫌いだ。来ないのなら、こちらから行くぞ」
ルパン「へっ…!?」 Σ( ̄□ ̄;)

「ル曹」は油断していると、即座に「曹ル」になる危険性があります
曹操様はとにかく短気なので、焦らされるのは嫌いです
じっくりゆっくり楽しんで…なんてのんきな事を言ってると、
「気付いたら抱かれてる」状態になりますよ






  国破れて山河あり
曹操「狙いは、何だ」
ルパン「ぁん?」
曹操「玉璽が欲しくば、いつでも盗めただろう。いまだにここにいる理由は何だ」
ルパン「俺はアンタの客だ。こんだけ持て成してくれるなら、何年だって居座りてぇぜ」
曹操「この国に居座り、いずれ天下を取るつもりか」
ルパン「天下ぁ?ははっ!まぁ、それも面白いな!天下の大泥棒が天下を盗むってか!(笑)」
曹操「天下を盗むのならば、どうやって事を為すつもりだ」
ルパン「そりゃ勿論、アンタを殺れば話は早い」
曹操「殺しはやらぬと聞いていたが?」
ルパン「時と場合によるさ」
曹操「わしを殺してどうする。この首を、劉備に捧げるか?」
ルパン「何でそこで、あいつが出てくんだよ?」
曹操「奴の元には、貴様の部下がいる」
ルパン「部下?」
曹操「天下無双の剣豪だ」
ルパン「あぁ…あいつは部下じゃねぇよ。俺の命令なんて聞く訳ねぇ。勝手に劉備のところに残りやがったんだ」
曹操「そうか?ではわしが五右ェ門を得ても構わぬな?」
ルパン「はっ!そりゃ天下を得るより難しいぜ、丞相!!」
曹操「……天下か…本当に欲しいものだけが、いつも手に入らぬな…」
ルパン「手に入らねぇものは、盗めばいいだろ?」
曹操「成る程、わしもそうすれば良かった…この山海を得ても…愛する者を失えば、さぞ辛かろう…」
ルパン「おい、何言ってんだ?」
曹操「劉備は、もはや天下を取る器ではない」
ルパン「あ?」
曹操「魂を、失った。魂を失った者に何が成せる」
ルパン「はぁ?いきなり何だってんだ?もう酔っ払ったのか?」






  英雄三つ巴 (上の続き)


曹操「おぬしが劉備を手助けしたところで、天下は取れぬと言っておるのだ」
ルパン「はっ!誰があんな奴を助けるかよ!大金貰ったって断るね(笑)」
曹操「金ではなく、恩ではどうだ。おぬしは劉備に助けられた」
ルパン「あぁ、その事ね。そんなら借りはちゃ〜んと返しましたよ!あいつにとっては、俺と離れることが一番嬉しいだろうからな」
曹操「確かに…だが劉備が危機に陥れば、貴様は必ず助けに行く…違うか?」
ルパン「丞相!アンタ、俺を何だと思ってんだ?世界一の大悪党だぜ?その俺が何でいちいち、あのショボヒゲ野郎を…」 ショボヒゲ=しょぼいヒゲ
曹操「分かりやすい男だ。劉備に惚れたな」
ルパン「何!!?誰があんな…!!俺はあの野郎みたいな偽善者は大っ嫌ぇなんだよ!!」
曹操「では何故、それを着ている」
ルパン「は?」
曹操「それはわしが見ている前で――劉備が、帝から拝領した衣だ」







  腕比べ
ルパン「舌を使えばイイってモンじゃねぇ」
曹操「おぬしのような口付けは性に合わぬ。まるで女子ではないか」
ルパン「お前みたいに無理やりするよかマシだろうが」
曹操「わしがいつ無理やりしたと言うのだ」
ルパン「いつだって強引にしてくるだろ」
曹操「そちらが求めるから、応えただけだ」
ルパン「何だと?俺がいつ求めたってんだ」
曹操「常に欲しそうな顔をしておる」
ルパン「そりゃそっちだろ。欲求不満なのが顔に出てるぜ、丞相。そんなに溜まってるなら今夜も鳴かせてやろうか?」
曹操「強気だな。返り討ちに遭う覚悟があるならば好きにせよ」


夏侯惇「………!!!(殺気)」
次元「………」 ( ̄△ ̄;)


4人で飲んでたはずなのに、いつの間にか二人のトークショーになった
立場的に孟徳に文句の言えない惇兄のほうが辛い






  英雄と呼ばれる者 (ル曹?曹劉?)
ルパン「男に抱かれる気分はどうだ、丞相」
曹操「ふっ、存外悪くないな」
ルパン「あら?丞相は無類の女好きかと思ったら、そういう趣味もあったんだ(笑)」
曹操「世に英雄と呼ばれる者は少ない。そのような者と交われるのは喜びと言えよう」
ルパン「ほほっ!俺を英雄と認めてくれてんだv」
曹操「おぬしだけではない…わしは劉備も英雄と認めておる」
ルパン「…って事は、まさか劉備とも…!?」
曹操「知りたいか?」
ルパン「べ、別に…!!誰がそんな…!!(焦)」


劉備とは何もなかったが、関羽のことで三角関係になってました(笑)