★夏侯惇&ルパン4★
狗肉 (※要注意な惇ル)
ルパンの頭に手を置き、短く揃えられた髪の毛を、くしゃりと撫でてやる
「くすぐってぇよ」
そう言って笑いながら身をよじる
夏侯惇は構わずルパンの髪の毛を掴んだままでいる
「まるで犬だな」
頭を撫でながら思う
手に触れる柔らかい髪質が、まるで仔犬の毛並みのようだ
ルパンがキョトンと目を丸くする
「俺が、将軍の犬だってのか?」
「あぁ、そうだ」
「なら可愛がってくれよ」
悪戯っぽく笑うと、人懐こい犬のように身体を擦り寄せて来た
自分よりも高い温度の肌が触れてくる
夏侯惇は苦々しげに吐き捨てる
「お前は到底、喰えそうもない」
そして今夜も、絡み付いてくる犬を振り払えずにいた